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2005年12月14日

インタビュー:マイクロソフト「日本のセキュリティチームのBlog」担当者に聞いた■第3回■ セキュリティブログの対外的な影響

掲載誌 有料メールマガジン「Scan Security Management(2005年度)」
掲載年月 2005年12月14日 Vol.135
執筆者 三原 崇人(アイドゥ)


第1回「セキュリティブログを始めた理由」、第2回「セキュリティブログ運営のルール」に続き、第3回目は「セキュリティブログの対外的な影響」についてである。今回も第2回同様、マイクロソフト(以下MS)の「日本のセキュリティチームのBlog」担当者である奥天氏と小野寺氏に話を聞いた。また、企業のブログ構築・運用を手がけるライトアップ社の白石社長もインタビューに参加した。

 >>「日本のセキュリティチームのBlog」

 >>ライトアップ社

 >>「道玄坂日記」(ライトアップ社、白石社長のブログ)


意外と少ないネガティブフィードバック

ブログといえば、コメント・トラックバックなどユーザーとのコミュニケーションが魅力の1つです。ブログを始める前にどんな反応が来るか想定されていたと思いますが、開始後に「こんなこともあるのか」など予期しなかったことはありましたか?

小野寺氏

思ったよりもネガティブフィードバックが少ないことは驚きました。最初は否定的・批判的な意見がもっと出てくると思っていましたので。考えていた以上にポジティブな意見、建設的な意見が多く、非常に参考になりました。トラックバックのみを受け付ける設定にしていたのが正解でした。トラックバックは自分のブログに記事を書かなければいけないので、良くも悪くもしっかりした意見をもらえています。フィードバックの質は高いです。

白石氏

それでもトラックバックを受け付けるのは勇気のいることですね。企業のブログはMovable Typeで構築することが多く、コメントであれば事前にチェックをしてから承認できます。しかし、トラックバックだと否応なしに受け付けることになるので、怖がる企業も多いのが実情です。

※Movable Type...現在、最もポピュラーなブログ構築ツール

奥天氏

確かにネガティブなフィードバックは目にしたくないものです。ただ、改善の要望などが、ちょっと強い表現になっただけかもしれません。多少は批判的でも、セキュリティ意識を浸透させるためという目的意識を持って受け止めています。

小野寺氏

あと、MSの場合は、批判的な意見を頂きすぎているというか、ある種の免疫があるようで、冷静に受けとめる覚悟もあるので、さほど敏感になることはなかったです。

奥天氏

つまり、出る杭は打たれる、という表現になるとおもいます。MSの場合はこの点では打たれ強いのではないかと思います(笑)。ウェブやメールといった既存のサービスがあっても満足に読まれないで苦労していたので、ブログはマイナス面の心配よりもコミュニケーションツールとしてのプラスの役割を期待していました。


アクセス数は増加傾向

―アクセス数は増えているのでしょうか?ブログは検索エンジンにも掛かりやすいと言われますが、その影響は感じますか?

奥天氏

具体的な数値はお答えできませんが、アクセス数は増加しています。イベントがあるときは数倍になるなど波はありますが、全体的な傾向としては右肩上がりです。検索エンジン経由も増えてきていますが、ブログだからかなのかはわかりません。

白石氏

単にブログにするだけではあまり影響はありません。ただし、テキストベースになる→検索ロボットは中身が詰まっていると理解する→キーワードを入れ込む、というようにすれば検索エンジンには有効に働きます。私の場合は、ブログを通じてライターや編集者を採用したかったので、そういったキーワードを盛り込んだところ、実際に採用できました。検索エンジン対策をすると、こんな活用法もありますね。

奥天氏

なるほど。私たちのBlogでは、検索エンジンへの対策もそうですが、そういったことに力を入れるよりもやはり「情報配信」にフォーカスしたツールとして、積極活用していきたいですね。


確かに感じるユーザーの変化

―ブログ開設当初と現在とで、ユーザーの反応に変化はありましたか?

奥天氏

はい、印象的だったことがあります。一年くらい前には、面白い話題があったときに乗ってくるくらいだった読者さんが、今は細かい意見も出してくれるようになってきました。着々とセキュリティへの意識が高まってきている、という実感があります。


日本と米国のセキュリティブログ

―米国にもセキュリティチームのブログがありますね。米国とのコンタクト、コラボレーションなどはあるのでしょうか。

奥天氏

取り組みにあたっての連携は特にありません。コンタクトも「ブログはじめたよー」くらいしか伝えていません。というのは、米国と日本では求められるものが違うので、ブログの役割も異なる。米国は技術的な解説が多く専門家向けのものですが、日本ではもっと一般の人を巻き込むように意識しています。

―では、日本のセキュリティブログのアピールポイントは何でしょうか?

奥天氏

それは読者の方々それぞれ感じるものが違うと思いますが、我々としては、

・トレンドがわかる
・アクションの裏(背景)を知ることができる
・身近に感じてもらえる

という点ですね。

「お金」というベネフィットや、戦略的な部分は考慮せずに、人間味を持ってわかりやすく伝えることを意識しています。これでお客様がセキュリティを意識してくれるようになればいいな、と。


今後の展望

―最後に、「100点満点で採点するなら50点」(第1回参照)という現状を踏まえ、今後の展望をお聞かせください。

小野寺氏

まずは、もう少し更新を増やしたいです。公開情報との兼ね合いがあるので、なかなか難しいですが、せっかくのツールですから。他に、もう少し「面白い」と感じてもらえるようにもしたいですね。

奥天氏

注意点としてですが、あまりプロモーション色を出さないようにはしておきたいです。ブログ上で何か売り込むなどしてしまったら、今まで読者だった方々が離れてしまう可能性もありますから。
あとは、セキュリティ初心者の方々にもっと読まれるようになりたいです。ブログと他の何かの融合も視野に入れながらも、目的を見失わずに更新していきたいです。「いける!」という感じはあるので、これからも継続して更新してきます。


以上で3回に渡って連載したセキュリティブログは終了である。話の最中、MSの奥天氏、小野寺氏が楽しそうに語っているのが印象的であった。


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