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2005年12月06日

インタビュー:マイクロソフト「日本のセキュリティチームのBlog」■第2回■ セキュリティブログ運営のルール

掲載誌 有料メールマガジン「Scan Security Management(2005年度)」
掲載年月 2005年12月06日vol.134
執筆者 三原 崇人(アイドゥ)


第1回「セキュリティブログを始めた理由」に続き、マイクロソフト(以下MS)の「日本のセキュリティチームのBlog」担当者である奥天氏と小野寺氏に、セキュリティブログの運用面について聞いた。なお、今回から200件以上の企業のブログを構築・運用の実績があるライトアップ社の白石社長も参加した。白石氏は自身でもブログ「道玄坂日記」を運営している。

>>「日本のセキュリティチームのBlog」

>>ライトアップ社

>>「道玄坂日記」


チームのルール整備+ガイドライン

―記事を投稿する際のルール、ガイドラインなどはあるのでしょうか。「日本のセキュリティチームのBlog」では、「フィードバック」という形でトラックバックのみ受け付け、掲示板のようなコメントはなしですね。

奥天氏

全体的なガイドラインが作成されたのは最近です。開設当初は担当するチームでルールを決めて運用していました。eXConn(※)内には他チームが担当するブログがいくつかありますが、目的に応じて各チームで方針も変えています。トラックバックやコメントの可否もそれ次第なのです。

※MSが管理する電子コミュニティ「eXperts Connection」の略称

>>「eXperts Connection」


レビュー体制+「やってはいけない」ルール

―更新は勤務時間中に行っているのでしょうか。プライベートな時間を使うこともあるのでしょうか?

奥天氏

仕事の一貫としての更新なので会社の時間を使っています。ただし、ユーザーへの対応が第1になるので、「この日のこの時間に書く」と決めているわけではありません。

―企業の冠がついていれば、匿名個人でブログをやるのとは全く違った慎重さが必要になりますね。書き直しも大変そうです。

白石氏

書き直しの苦労はありますね。どこまでを外部に出してよい情報か否かを判断する必要がありますから。本来は第三者にレビューしてもらえばよいのですが、私は最高責任者なので、結局は自分で公開を決めなければなりません。だから余計慎重に読み返していますね。

奥天氏

うちでは基本的に、誰かが公開する際に第三者の目でチェックするようにしています。また、「やってはいけない一線」も共有しています。たとえば、固有名詞、数値などを具体的に書くことはできません。あとはこれまでインタビューや取材などを受けてきた経験の中での判断になります。

小野寺氏

私自身の判断では、ギリギリ大丈夫だと思っても、他のメンバーのチェックでダメになったことがあります。開設当初は「MS社員だから」という問題の以前に、文章として公開しがたく、書き直しになることもしばしばでした。ただ、記事の書き方にひと工夫するとレビューなしで出せるものもあります。公開されている情報に自分の意見を若干プラスする程度ならそのまま出せます。

白石氏

ライトアップでの例ですが、お客様企業で、内部で記事を書く場合に公開するまで半年かかったこともありました。どのくらいの期間で書き直しが減ってきましたか?

小野寺氏

約2ヶ月、1人あたり3、4回文を書くと、文体・表現などコツがわかってきてボツも減りました。



MS担当者が語る効果的な更新テクニック

―目的として「ユーザーとのコミュニケーション」を掲げているように、ブログを読むと確かに親しみ易さを感じます。文章を書くときのコツや気をつけていることはありますか。

奥天氏

「いかにして人間味を出すか」です。例えば語尾です。「です」「ます」などを使いすぎるとオフィシャルで硬くなってしまいます。かといって顔文字を使えば、フランクになりすぎる。何かを考えている様子が伝わるように途中に「思って...。」や「かも」のような言葉を入れ、硬すぎず、フランクすぎない文章になるように心がけています。

小野寺氏

「文章を精査しすぎない」、「まとめすぎない」という点も考慮しています。前後で重複するような点があっても、あえてそのまま、という姿勢をとる場合もあります。
あとは、セキュリティという情報の性質も考慮して書くようにしています。セキュリティ情報は「知っているなら対応しないといけない」という感覚を与えます。基本的にはできれば知りたくない性質の情報なのです。でも、私たちはそれでも見てほしい。
そこでブログの口コミ的な波及効果を狙います。半ば強制的に「これに対応しなさい」と言われるよりは、友人から「やらないとマズイらしいよ」と教えられた方が納得しやすいですから。

白石氏

セキュリティはどちらかと言えばマイナスの情報と捉えられます。噂や悪い話などマイナスの情報は、口コミ、つまりバイラルマーケティングを行いやすいですからね。情報源が顔の見えやすいブログという媒体なので、より信頼感が増します。非常にうまい活用の方法ですね。


MSから企業ブログ運営者さんへ3つのアドバイス

―では、他企業でブログを運営しているもしくはしようとしている担当者の方へアドバイスをするとしたら何があるでしょうか。

奥天氏

大きく分けて3つです。
  • ガイドライン・基本方針の確立

  • 明確な目的
  • 会社としての評価

最も重要なことは、メッセージを出す時のガイドライン・基本方針を確立することです。目的も重要ですが、会社としてブログを運営することをしっかりと評価してあげることも必要です。MSは経営層が「やった方がいいよ」と推奨していますので、評価のうちに入っています。そうしなければ、運営する側もモチベーションが上がりませんからね。

小野寺氏

実は、「ウェブだから」「ブログだから」と変に構える必要はありません。ガイドライン・基本方針に関しても難しいことではありません。企業活動をする上でマーケットを意識して外部に喋っていることを、そのままウェブに載せると考えれば、さほど難しいことではないです。当たり前のことを当たり前に、ですよ。

白石氏

経営者の方であれば、ブログが会社に利益をもたらすかを見極める必要があります。企業の冠をつけて仕事の時間を使う以上は、どういった目的がありどれほど効果が期待できるかを考慮しなければなりませんね。


第2回は、運営上ルール、更新テクニックなどについて聞いた。最終回(第3回)はブログによってもたらされた成果など、対外的な影響について述べる。


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