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2009年01月06日

第10回「誤字・脱字が多い」と注意される人、必読! ~Wordの文章校正機能でケアレスミスを撃退~

掲載誌 雑誌「アクセス埼玉」(財団法人埼玉県中小企業振興公社)
掲載年月 2009年1月(第10回)
執筆者 (株)アイドゥ代表取締役井上きよみ

提出した文書の誤字・脱字、「てにをは」のおかしい部分などを、上司や取引先から注意された経験はありまませんか?
人間誰しもミスはします。しかし、ミスが多いのは、仕事をやりっ放しにしているからです。
反対に「見直し」をしっかりすれば、かなりのケアレスミスを防げます。
しかし、自己チェックではミスに気づきにくく、結果としてミスを見逃すことがあります。
そこで、Wordの文章校正機能を利用して、効率的にミスを減らしましょう。


波線を無視していませんか?

Microsoft Word2007(以下Word)には、以前のバージョンも含め、ミスを指摘してくれる機能があります。それが赤や緑の波線です。波線部分を右クリックすると、メニューが開きます。理由や修正候補が示されるので、それを選択すれば修正できます(図表1)。
これはWordの「自動文章校正機能」ですが、この機能を知らずに、波線をうっとうしく思い、無視している方が多いのです。これからはぜひ有効活用して、ミスを減らしてください。
赤の波線はスペルミスや入力ミスの可能性を、緑の波線は「表記のゆれ」や文法的におかしい部分を、それぞれ指摘しています。
「表記のゆれ」とは、同じ言葉なのに、書き方がバラバラな場合をいいます。例えば図表1では「バーコードリーダ」「バーコードリーダー」が該当します。最後に音引き「ー」があるかどうかという違いです。

図表1 句点が2つ続いた箇所に赤い波線が引かれた(赤丸囲み)。そこを右クリックして表示されたショートカットメニューから「句読点の連続」をクリックすれば(赤四角囲み)、修正できる。
図表1 句点が2つ続いた箇所に赤い波線が引かれた(赤丸囲み)。そこを右クリックして表示されたショートカットメニューから「句読点の連続」をクリックすれば(赤四角囲み)、修正できる。


うっかりさんは、厳しめにチェック

Wordでは、どのような項目をチェック対象にするかを設定できます。
左上の「Office」ボタンから、「Wordのオプション」ボタンをクリックします。表示されたダイアログボックスで、左側の「文章校正」を選択します。
具体的なチェック項目は「文書のスタイル」で設定します(図表2)。「通常の文」から「ユーザー設定1」を選びます。例えば「ユーザー設定1」は社内報告書向けに、「〃2」は客先への提案書向けに、という具合で設定しておけば良いでしょう。v 次に「設定」ボタンをクリックし、表示されたダイアログボックスで、チェック項目を設定します(図表3)。お勧めは「厳しめ」のチェックです。つまり、チェックできるものはすべてチェックするようにします(図表4)。

図表2 「Wordのオプション」で「文章校正」設定画面。文書のスタイルを「通常の文」から「ユーザー設定1」に変更しようとしている所。
図表2 「Wordのオプション」で「文章校正」設定画面。文書のスタイルを「通常の文」から「ユーザー設定1」に変更しようとしている所。
図表3 「文章校正の詳細設定」ダイアログボックスで、チェック項目を設定中
図表3 「文章校正の詳細設定」ダイアログボックスで、チェック項目を設定中

図表4 一般的なビジネス文書のオススメ文章校正設定
大項目 個別項目 設定
誤りのチェック 入力ミス 多め
同音語誤り 多め
「誤り語・誤り表現」など すべてチェック
表現の推敲 「くだけた表現」など すべてチェック
表記の揺れ 「揺らぎ(カタカナ)」など すべてチェック
表記の基準 漢字レベル 常用漢字
「情報漢字外の読み」など すべてチェック
送り仮名の基準 本則
仮名書き推奨 一般
文体 『「だ・である」体に統一』もしくは『「です・ます」体に統一』
カタカナ設定 全角に統一
英文字設定 半角に統一
句点 「。」に統一
読点 「、」に統一
商標・商品名 チェック

最後にまとめて校正

文書作成中に波線が出たら、片っ端から修正していくのも手ですが、文書ができあがった所で、まとめて校正をするのも効率面でお勧めです。
後者の場合、最初に表記の揺れをチェックします(図表5)。ダイアログボックスの一覧から修正したい表記を選択し、修正候補で選びます。同一用語の場合「すべて修正」ボタンをクリックすれば、一気に変更され、表記を統一できます。
次にカーソルを文頭に置いてから、リボン内の「スペルチェックと文章校正」をクリックします。すると、校正対象の文章が自動的に選択され、「文書校正」ダイアログボックス内に理由や修正候補が表示されます(図表6)。
あくまで機械的にピックアップされたものですから、実際に修正するかどうかは人間が判断し、指示します。修正の必要がない場合は「無視」ボタンをクリックします。修正候補の欄に理由しか書かれていない場合は、文章が入っている上側のボックス内で、直接、文字を修正後、「修正」ボタンをクリックします。
こうして文書の最後まで校正が進むと、「読みやすさの評価」ダイアログボックスが表示されます(図表7)。


こうすれば、他人の手を煩わせることなく、かつ、自分一人でチェックするよりも確実な校正ができます。これでもう「ミスの多い文書」から卒業できますね。

図表5
[1]上部のリボンから「校閲」タブを選択
[2]「文章校正」グループ内の「表記ゆれチェック」をクリック
[3]ダイアログボックスで校正
図表5 [1]上部のリボンから「校閲」タブを選択[2]「文章校正」グループ内の「表記ゆれチェック」をクリック[3]ダイアログボックスで校正
図表6 「文章校正」ダイアログボックス。指摘された箇所をどのように修正するかは、自分で決める。
図表6 「文章校正」ダイアログボックス。指摘された箇所をどのように修正するかは、自分で決める。
図表7 「読みやすさの評価」ダイアログボックス
図表7 「読みやすさの評価」ダイアログボックス

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