アイドゥ
  • Eyedo News
  • サービスメニュー
  • 会社案内
  • 執筆原稿
  • Pick Up(書籍等)
  • Web連載
  • 講演・研修
  • お問い合わせ

執筆原稿

  • アクセス埼玉(82)
    • IT活用ワンポイントアドバイス(11)
    • IT活用で仕事の効率アップ(12)
    • 効率的な職場環境をつくる!IT活用法(12)
    • 問題解決!ITの簡単活用法(12)
    • ITがもたらす企業経営(12)
    • IT軽業活用術(12)
    • ネットワークを生かし、21世紀を楽しくしよう(11)
    • 特集(1)
  • Scan Security Management
    • 2006年度(7)
    • 2005年度(37)
    • 2003年度(5)
  • Scan Security Wire
  • その他執筆(6)
    • RMC TOKYO NEWS(1)
    • 神奈川県中小企業団体中央会 IT情報ネットワーク(3)
    • 企業診断ニュース「インターネット広告の現在 」(3)
    • 中小企業だより「どう取り組む、中小企業のITセキュリティ対策 」(1)
    • 情報化の処方箋(2)
    • Novell(7)
    • 朝鮮商工新聞(7)

ママの認知症は天からの贈り物~在宅介護と社長業のワークライフバランス~

講演・執筆依頼

お問い合わせ
  • ホーム
  • »
  • アクセス埼玉
  • ,
  • 効率的な職場環境をつくる!IT活用法
  • » 第11回 IP電話スカイプのビジネス活用シーン~「普通の電話」以上に進化したパソコンの電話~
2007年02月01日

第11回 IP電話スカイプのビジネス活用シーン~「普通の電話」以上に進化したパソコンの電話~

掲載誌 雑誌「アクセスさいたま」(財団法人埼玉県中小企業振興公社)
掲載年月 2007年2月(第11回)
執筆者 (株)アイドゥ ITコンサルタント 三原崇人
図表1 スカイプのスタイリッシュな画面
図表1 スカイプ(URL:http://www.skype.com/intl/ja/)のスタイリッシュな画面
約三年前、パソコン(以下、PC)とインターネット、そしてマイクがあれば電話並の音声品質を持つ通話が無料でできるようになりました。インターネットで電話することが可能な「スカイプ」が登場したのです。(図表1) 発表された頃には、アクセスさいたまの2004年5月号でも紹介しています。 今回は、その当時期待されていたビジネスへの活用が、現在どんな場面でなされているかという点や、当時以上に便利になったスカイプの活用術を、おさらいを含めてご紹介します。

高音質な通話が無料

図表2 会議通話で複数人数と通話が可能になっている
図表2 会議通話で複数人数と通話が可能になっている
以前からインターネットを利用しての通話は可能でした。当時あった「MSN Messenger」(現在はWindows Live Messenger。URL:http://messenger.live.jp/index.htm)や「Yahoo! Messenger」(URL:http://messenger.yahoo.co.jp/)のようなチャットソフトに付加されたボイスチャット機能を使えば、声のやりとりが可能だったのです。 しかし、スカイプは音声通話に特化し、「電話並みの音質」を誇るソフトとして登場、脚光を浴びました。 スカイプをインストールした人のPC同士なら国内外問わず無料で何時間でも話せる、つまり何時間でもタダで電話ができる、と。 その高性能さから、「無料で高音質なら、スカイプをビジネスに利用できるのでは?」と期待されたものの、当時は実際にビジネスで活用しているという例はほとんどありませんでした。 しかし、最近では、仕事でスカイプを使っている人・企業が増えています。


テレビ電話化してミーティング

ビジネスで最も活用できるスカイプの機能が、会議通話の機能です。
5人(PCの性能によっては10人)までが、会議室で会話しているかのように同時に通話できます(図表2)。
この機能は、例えば、直行直帰の営業スタイルを取る場合など、複数人がバラバラに活動しているときのミーティングツール、連絡手段として利用されています。
もし大宮と東京間で数人が移動して会議するとなれば、一人当たり往復千円程度の電車料金と約一時間の移動時間が必要となりますが、そんなコスト・手間が必要なくなります。
スカイプ利用の効果は、コスト削減に留まらず、頻繁に連絡を取りやすくなったことでの「コミュニケーション増加による連携強化」など数値では測れない部分にまで広がっています。
また「ウェブカメラ」と呼ばれるビデオカメラをPCに設置すれば、互いの顔を見ながらより密なコミュニケーションができ、実際に会って会議しているのと変わらないような感覚で会話できます。


在席状況が分かる

図表3 在席状況を設定できる
図表3 在席状況を設定できる
電話機能の他にも便利な機能があります。在席状況を設定できる機能です。 Aさんはオフライン(回線が繋がっていない)、Bさんは退席中、Cさんは取り込み中、Dさんはオンライン(在席)、というように各人の状況が表示されます。 営業所・工場間などでスカイプを導入していた場合、電話をかけてみても不在で連絡がつながらない、ということがなくなります。 また、自分が電話を受ける場合、在席時でも集中していて話しかけられたくない場合は「取り込み中」という状態にすると、マナーモードのようになり、不在着信が残るようになっています。(図表3) 自分の状況は相手にも表示されますので、業務を妨げられる心配もありません。 相手がずっと不在の時には、チャットと呼ばれる一言メッセージのようなものも残しておけますので「帰ってきたら例の件、教えてください」などと残しておくこともできます。


受話器型の種類も豊富に

スカイプ登場時は、図表4のようなマイクを耳にかけるタイプや、ヘッドフォンにマイクがついたヘッドセットを使っての会話が主でした。現在では、図表5のような受話器型のものも多数販売されています。
ヘッドセット型の方が、手が空いて便利ですが、その反面ずっと装着していないといけません。
さほど通話時間が長くない場合や、ヘッドセットに慣れない、抵抗がある場合は受話器型のものがお勧めです。
実際に操作してみると、携帯電話を操作する感覚で電話でき、思った以上に便利です。音質が良いので本物の電話を使っているような感覚です。

図表4 耳かけタイプのマイクで通話中
図表4 耳かけタイプのマイクで通話中
図表5 日頃から慣れ親しんでいる受話器型
図表5 日頃から慣れ親しんでいる受話器型

一般電話への通話も格安で可能に

以前はパソコン同士での通話しかできませんでしたが、「スカイプアウト」という機能を使えば、携帯を含めた一般電話への電話も可能になりました。
この場合はプリペイド形式で有料ですが料金は格安です。図表6で他の電話会社の料金プランと比較してみましょう。(料金は2007年1月11日現在)
国内ではさほど料金が変わりませんが、海外、特に対中国では飛び抜けてスカイプの料金が安くなっています。Yahoo!BBと比較すると、約12分の1の価格です。
中国に工場がある場合など、頻繁に電話をしている場合には、すぐにでもスカイプ導入を検討すべきでしょう。両者がスカイプなら無料、中国工場にスカイプがない場合でも電話料金が格安になるのですから。

図表6 1分あたりの通話料金比較
電話先スカイプYahoo!BBNTT備考
日本国内一般電話3.1円8.4円8.9円
(同一市内の場合、深夜を除く)
スカイプは1分単位
Yahoo!BBとNTTは3分単位で課金
日本国内携帯電話20.1円26.3円
(8:00~23:00)
55.1~66.1円スカイプは1分単位
Yahoo!BBとNTTは3分単位で課金
アメリカ2.7円
(アラスカ、ハワイを除く)
8.0円9.0円Yahoo!BB、NTTは、国際通話は消費税不要。
NTTは「世界割」を適用した場合の値段。
中国2.7円32.0円29.0円Yahoo!BB、NTTは、国際通話は消費税不要。
NTTは「世界割」を適用した場合の値段。
※税込み価格、少数第一位で四捨五入

スカイプで顧客対応を差別化

スカイプを顧客対応サービス、業務に活用しようという試みを行っている会社もあります。
特に相談されることで料金を得る形態のビジネスで有効なようです。
他には、お問い合わせ用に社員のスカイプIDを公開し、様々な経路での問い合わせに対応して差別化を図ろうとしている企業もあります。
顧客に在席状況が見えること、連絡を取り易いことで安心感を与えることができます。


拡張機能でカスタマイズ可能

図表7 一人が操作している画面を他人に見せられる
図表7 一人が操作している画面を他人に見せられる
スカイプの最新バージョンである3.0バージョンからは、拡張機能「Extra」も登場しました。 拡張機能とは必要に応じて機能を追加できるものですが、便利なものが登場しています。 「Unyte」(URL:https://extras.skype.com/55/view)という拡張は、ウェブブラウザを通じて自分がPC上で行っている作業を相手に見せたり、許可があれば相手のパソコンを操作したりでき、社内サポートなどに有効です。例えば、何か新しいシステムを導入した場合、いくら言葉で説明しても分かってもらいにくいなら、この機能を活用して実際に操作している画面を見せてあげる、ということができます。(図表7) この拡張機能は、まだまだ発展途上状態ですが、機会があれば使ってみると良いでしょう。


スカイプのリスク?

良いことばかりのスカイプですが、通信が暗号化されており企業側が監視できないというセキュリティ面での不安や、ネットワークにかかる負荷によってプロバイダから通信制限を受ける可能性もあります。社内にネットワーク管理者がいる企業の場合は、利用の可否を問い合わせておきましょう。
使えなくなるリスクとこれまでに挙げてきたメリットを考慮した上で導入を検討してみてください。


EDIT

カテゴリ:

  • アクセス埼玉,
  • 効率的な職場環境をつくる!IT活用法

コメントする

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 第11回 IP電話スカイプのビジネス活用シーン~「普通の電話」以上に進化したパソコンの電話~

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.eyedo.jp/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/141


[プライバシー] [リンクについて] [免責事項] [著作権]  Copyright(c)2008,Eyedo Co.,Ltd. All Right Reserved