ホントは今日、もっと違うネタを書くつもりだったけど、今日の朝日新聞の地域面からにネタ替え。
それは、こんなタイトルの記事が目に入ったから。
女性に人気 半年で1万部
古本店主 コケの入門書出版
こ、これは、・・・・・・!!!!
昨年の大晦日、高校時代の友人と行った店で買い求めた「苔とあるく」ではないか!!
記事の冒頭部分を紹介。
道ばた、石垣、木の幹・・・。ひっそりと生えるコケの魅力に取りつかれた倉敷市本町の古本店「蟲文庫」店主、田中美穂さんの出版した「苔とあるく」が、半年で重版し、累計部数が1万部に達する人気を呼んでいる。一目につきにくい地味なコケだが、身近にあるものをじっくり観察する面白さにひかれる人が多いようだ。
今まで何度も、この店の前の道を通っているにもかかわらず、その日までお店の存在さえ知らなかった私。それだけひっそりと佇んでいる店なわけだ。
もちろん、その日も店主の田中さんはいらっしゃった。何だかレトロで鄙びた本屋さん。そんな本屋さんだから、不思議にも、「苔」が妙にマッチする。
「たまには、コケを読んでみるのもいいじゃないか。」
軽い気持ちで買ってみた。
小さい頃から、苔生した風景は決して嫌いではなかった。むしろ一種の落ち着きを感じていた。
ある年、バリに行って、宿泊したホテルのお風呂から見える苔に覆われた庭は、その幼少の記憶に重なり、異国で故郷を思い出した。
この本を見て、コケの思い出が蘇り、少しだけコケがわかると、散歩の楽しみが増えるかも、なんて思いながら、1,680円を出した。
自分で買っておいて、こんな言い方はどうかと思うが、
1万部も売れてるなんて、予想だにしなかった。
知る人ぞ知る蟲文庫だから、この店頭で売れる冊数は限られているはず。
かと言って、他の本屋さんで売れるかな?
ネットで売れるかな?
どこで売れているのか、どなたか教えて、という気分。
ちなみに、この本は2007年10月13日発行、私の持っているのは、第1版第1刷。
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