最近気になっていたCGM。(参考:CGMは美味しそうなビジネスモデル )
私は「ユーザーが集まってコンテンツを生成してくれるもの」という理解でした。
ここでのコンテンツは、mixiなどのSNSで言うと「日記」「コミュ二ティの書き込み」などの「情報」をイメージしていました。
んが、実は目には見えにくい重要なものがあるように思い始めました。
それが「コミュニケーション」。
日記だとかコミュ二ティだとかは、コミュニケーションを持つための場ではあるけど、本当に魅力的なコンテンツはそこで生じるコミュニケーション。
コンテンツの質が高い=コミュニケーションが濃密
なのではないかと。
<非ネット社会での場面>
例えば、あなたの周りの人達がiPodを持っているとします。
あなたは持っていません。
周りの皆は、iPodの良さを語りあったり、たまには交換してみたりして楽しんでいます。
あなたはひとりぼっち。
きっとあなたもiPodが欲しくなるでしょう。
<ネット社会での場合>
非ネット社会とほとんど同じですが、語りあったりする場面が、SNSで言うコミュ二ティや日記という場所なだけです。
コミュニケーションが希薄な人が「iPod良いよー」と書いていたとしても「ふーん」で終わるかもしれません。
しかしコミュニケーションが濃い人すなわち仲良しな人が「iPod良いよー」と言っていると、気になりませんか。
私は気になる気になる。
で、周りでそんな人が増加すると、気が付いたらアマゾンで注文しているかもしれません。
日記で「iPod注文しました!」とか書けば、周りも積極的にコミュニケーションしてくれる。
そんなことの繰り返し。
所属していた組織(ここでは友達の輪?みたいなもの)からはみ出した感覚、コミュニケーションが取れない寂しさ、があなたの購買意欲をそそるのです。
この人に「iPodがココで買えますよ」と教えてあげると買ってしまう可能性はかなり大きいのでは。
情報しかないから。
これが原因では。
濃いーコミュニケーションが発生すれば力のあるコンテンツになるはず。