10月12日の日経MJの1面に載っていたのですが、オンラインショップの大御所、Amazon.co.jp(以下、アマゾン)がPB展開を始めていたそうです。PBとは、プライベート・ブランドの事です。
これを見た時、「そこまで来たか!」と思いましたね。
では、具体的に何をしているのか。PB展開では、「コアなファンがいるがマイナーな漫画」を持つ出版社などと組んで展開しているそうです。では、効果はというと、これまでのように書店に置いている場合に比べて数倍のスピードで売れたそうです。「コアなファンがいる漫画いるが、マイナーな漫画」というのは、流通数が少ないだけにオンラインの強みを存分に生かせる分野だと思います。「マイナーでもコンテンツさえ良ければ売れる」というわけですね。アマゾンのようなポータル的オンラインショップでの強みは、在庫が一元化できていることだと思いますがが、それを存分に活かせています。欲しい本を捜し求めて、あちこちの書店を探し回ったことがありませんか?書店Aにはなくて、書店Bにもなくて、書店Cにもなくて・・・と。これがアマゾンというオンラインの書店に行けば良い、と。
出版社も商品がすぐにさばけ、読者も目的の書籍を簡単に入手でき、アマゾンも収入がある。Win-Win-Winですね。素晴らしい!
しかし、PB展開の凄さは、出版社との直接取引やマイナー本の流通改善だけではありません。
実は、これを書いている時に頭を整理するためにメモがてらにパワーポイントを作っていると、アマゾンの今後の展開で気になることがあったのです。
それはまた次回。
投稿:三原崇人